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新月の夜に晩餐を

「新月の夜に晩餐を」空色天体博物館
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疎外された者同士が寄りそい合う、ささやかな幸せ。

『引用含む説明』
西洋伝承系ノベル 月が満ちてからかけるまで、十五日間の物語
40分~1時間程でマルチENDです。
もうずっと戦争を続けている国と、国の境目に近い森の中。善良な人々が近寄らない森には、『魔女』が住んでいる――ジャックが何も知らずに足を踏み入れたのは、そんな森だった。逃亡と拒食の結果、空腹で倒れたジャックを救ったのは、『魔女』として一人森で暮らす少女コレットその人。
――たべたくないたべたくないたべたくなんてないから、もう喰べない――
月が満ちてからかけるまで。
青年ジャックと少女コレットの十五日間の物語。

【カニバ・ヤンデル・魔女狩り・捕食・鬱展開】などのキーワードがアンテナにひっかかる方向けのノベルゲームです。苦手な方はプレイをお避け下さい。

『見所』
閉鎖的でオカルトチックな中世の雰囲気がよく出ています。
疎外された者同士の交流が切ないです。
後半のホラー風のスチルはかなり恐いです。
上記赤文字の【】内の要素がいかんなく楽しめます。

トミーの登場シーン。彼女の目的とは?

☆新月の夜の晩餐は
疎外された者同士が寄り添い合う。私はこのシチュエーションが大好きです。ジャックとコレットは少しでも長く一緒にいられますようにと、願わずにはいられませんでした。この意味でいくとアナザーエンドが幸せなのかなあとも思うけど、トゥルーエンドの終わり方も悪くないと思ったり。いずれにしても、ものすごく切ない終わり方なので、切ないエンドが好きな人には、その要素を十二分に堪能できる作品です。ウツゲー好きの私としてはかなり楽しませて頂きました。

平行線の二人。因縁や業はとても深いです。

チラと書きましたが、この作品、後半のスチルがけっこう恐いんですよね。前半はほわんとした優しい感じなのだけど、後半は猟奇的でゾッとするようなスチルがあります。雰囲気はとても上手く出てるなあと思いました。あと、ストーリーの構成も素晴らしく、隠された謎はかなり驚くと思います。単純な魔女狩りと思っていたら、コレットの両親にあんな秘密があるとは・・・。その両親の秘密と、コレットのその時の気持ちがピタリとリンクするので、この構成はとても感心させられました。読んでいて気持ちよかったです。物語全体はひたすら退廃的な空気で満たされてるので、ダークな世界が好きな人にはたまらない作品です。

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