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紫陽花しようか!

「紫陽花しようか!」シャイムの私目

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痴愚神モリア。宿命に深い絶望を感じている。

『引用含む説明』
赤と青を止揚させる弁証法をテーマにした恋愛シミュレーション
一周は1時間~1時間半ぐらいです。
現実を生きる一組の男女と、夢を彷徨う二柱の女神。
決して交わることのない両者が、あなたの介入によって交錯します。
赤と青。知識と痴愚。火星と地球。
情熱と冷静。夢と現実。真理と幻想。
テーゼとアンチテーゼが激しく対立し、止揚されて行く過程をシミュレートしました。
弁証法を主題に、また痴愚神礼賛とカオス理論を参考に制作しています。
詳細や、オープニングムービーは、ホームページ上の公式サイトをご覧下さい。エンディング種類は10種類。攻略可能キャラは3人です。


『見所』
哲学をモチーフにする着眼点が面白いです。
神話や哲学などのウンチクが小話的に楽しめます。
メタ要素の使い方が斬新で面白いです。
ユカが示す選択肢はクスリときます。
エンディングは歌が入り、すごく盛り上がります。

地球のカップル。火星のキャラとどう関わるのか?

☆こんな雨の日には紫陽花を見に行こう♪
テーマになってる弁証法とは哲学の概念です。哲学と聞くと何か難しそうなイメージがありますが、核となるストーリーは基本的に恋愛モノで、哲学を知らなくても楽しめるのでご安心下さい。また、ゲーム中にパラメータがあって、ゲームの難易度は高そうに見えるかもしれませんが、そんな事もないです。2~3周プレイしてコツを掴めば自力でトゥルーを出す事も可能です。どうしても行き詰った人向けに作者さんのサイトに攻略もあるし、フルコンプも容易です。ジャンルはシミュレーションとなってますが、クリックで読むだけという箇所も多いので作りはノベルゲームに近いです。前述の通り基本は恋愛モノで見た目の印象ほど難しくはないので、なんか難しそうだから・・・という理由でプレイしないのは勿体ないです。

知識の神、ミネルウァ。天真爛漫な子ですが実は・・・。

本作のウリを大雑把に言うなら一つは恋愛話。そしてもう一つが思想の遊びです。神話や哲学関連の難しい話が散りばめられ(と言っても大半は本筋に関係のない小話程度で、テーマである弁証法もわかりやすい説明が出るのでご安心下さい)、物事を深く考察する人には心地良く知的探究心をくすぐられる内容となってます。これは面白い指摘だなあとか、この概念はこういう解釈もあるのかとか、作者さんは博識で、かつユーモアもあるので小話と侮るなかれ。なかなか奥が深い、楽しめる作りなのです。気後れする必要はありません。誤解を恐れずに言えばクイズやなぞなぞを低次元の思想遊戯とするなら、本作で扱ってるのは高次元の思想遊戯なのです。どちらも本質は遊びです。難しく考えずに(もちろん考えてもOKですが)、いろんな概念に触れる事を楽しめばいいのではないかと思います。という解釈を私はしましたが、こんな風に「これについて自分はこう思う」というのを非常に考えさせられる作品となっております。ストーリーは火星と地球の物語をテーマでリンクさせる面白い趣向で、二つの物語が交差して迎えるエンディングは歌が流れて非常に盛り上がるので、気分はかなり高揚すると思います。あと、ユカが示す選択肢はかなり笑えましたねw 思わずファンクションキーを押したのは私だけではないと思いたいですw

痴愚神礼賛をコンプでおまけの短編が見られます。

おまけの短編は神界大戦。ローマ神vsギリシャ神の戦争モノです。本編で少し出てきた神々がメインとなり、戦争に臨む際の神々の特徴を捉えた描写が面白かったです。個人的にはミネルウァとマルスが話してるシーンが好きですね。マルスはミネルウァのことが好きなのかなあと、余計な妄想しちゃいましたw また、このおまけではモリアの意外な一面が見られるかもしれません。モリアファンの人は是非、痴愚神礼賛をコンプして活躍を見届けましょう。最後に一つだけ。クリア後のQ&Aは全てのネタバレがあるので、Q&Aはハッピーエンドの2つとスペシャルエンドの後に見る事をお勧めします。作者さんの言葉でスペシャルエンドの印象が少し変わるはずです。

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